おたふく風邪に大人が感染した場合の症状や潜伏期間は?治療は?

おたふく風邪は子供の間で流行することが多い病気ですが、大人にもうつります。

おたふく風邪に大人が感染した場合に出る症状や合併症、潜伏期間、治療方法などについてまとめました。

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おたふく風邪に大人が感染した場合の症状

おたふく風邪は正式名称を「流行性耳下腺炎」といいます。

片側あるいは両側の耳下腺や顎下腺が腫れることでおたふく面のような丸顔になることから、「おたふく風邪」と呼ばれています。

日本では200万人以上の患者が毎年発生しており、年齢で見ると3歳~6歳が一番多く、全体の約60%を占めています。

幼稚園や保育園、小学校などの集団生活をしている子供の間で流行しやすい病気ですが、子供から大人にもうつりますし、大人がかかると重症化しやすいので注意が必要です。

おたふく風邪の原因

おたふく風邪の原因となるのは麻疹ウイルスの仲間である「ムンプウイルス」です。ムンプスウイルスが耳の前下にある耳下腺、下あごの下にある顎下腺に感染することで起こります。

ムンプウイルスは非常に感染力が強いウイルスなので、飛沫感染や接触感染でうつります。ただ、ウイルスに感染しても症状の出る人は6~7割で、残りの人はおたふく風邪とわかる症状が出ないまま済むことも多いです。

おたふく風邪の症状

初期症状としては首や肩の痛み、頭痛などが出て、その後以下のような症状が出てきます。

・耳の前下にある唾液腺・耳下腺、下あごの下にある唾液腺・顎下腺の腫脹
・風邪のような咳や鼻水
・発熱(38度以上の高熱)
・嘔吐
・倦怠感

唾液腺は左右とも腫れることが多いのですが、片方だけ腫れたり、最初は片方だけ腫れていたのが数日して両方腫れる場合もあります。また、腫れるだけでなく圧痛や嚥下痛を伴うこともあります。

大人の場合は初期症状は子供とほとんど同じですが、38度以上の高熱が出ることがあります。中には40度を超える高熱が出ることもあります。

また、おたふく風邪には合併症が多いので、合併症にも注意が必要です。

おたふく風邪の合併症

・髄膜炎

おたふく風邪の症状が明らかであった患者の約10%に見られ、脳の周りにある髄膜に炎症が起こります。1日3回以上の嘔吐や頭が割れるような激しい頭痛などの症状がある場合には速やかに医療機関を受診しましょう。

・脳炎

おたふく風邪患者の約0.2%に起こり、脳そのものが炎症を受ける病気です。意識がなくなったり、痙攣が起こった場合はすぐに医療機関を受診しましょう。

・難聴

最近の研究では約1000人に1人くらいの頻度でなると言われています。片耳だけ聴こえにくくなることが多いようです。永続的な障害となるので注意が必要です。

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・膵炎

我慢できないほどの激しい腹痛、嘔吐がある場合は、膵炎を合併している可能性もあります。早めに医療機関を受診しましょう。

・精巣炎・精巣上体炎(睾丸炎)

15歳以上の大人の男性の約30%が併発し、睾丸が炎症を起こし、痛みと腫れを伴い発熱します。まれに左右両方の睾丸が大きなダメージを負うと「無精子症」といわれる不妊症の原因となることがあります。

・卵巣炎

成人した女子の約7%が併発します。おたふく風邪の症状と同時に下部の腹痛が見られるのが特徴です。大抵は片方だけで起こり、炎症が重くなければその後も正常に排卵されます。

この他にも、甲状腺炎、腎炎、心筋炎、前立腺炎、乳腺炎、関節炎、視神経炎、多発性関節炎、血小板減少性紫斑病などの合併例も報告されています。

おたふく風邪に大人が感染する際の潜伏期間

おたふく風邪の潜伏期間は2~3週間(平均18日前後)あります。

おたふく風邪の原因であるムンプウイルスは非常に感染力が強く、潜伏期間中でも感染します

ただ、潜伏期間中は症状が出ないのでおたふく風邪だと気づかず、周りの人にうつしてしまうことが多いようです。

初期症状として多い首の痛みや耳下腺の腫れなどが見られたら、すぐに医療機関を受診しましょう。

おたふく風邪に大人が感染した場合の治療

おたふく風邪には特効薬はありませんので、基本的には対症療法となります。

合併症を併発した場合には入院して治療することもありますので、症状が出たらすぐに医療機関を受診するようにしましょう。

一般的には症状が出てから4日~1週間程度で腫れや発熱は治まってきます。(人によっては1週間以上腫れが引かない場合もあります。)

症状が治まるまでは十分な休養を取り、栄養や水分を補給するようにしましょう。

大人が感染した場合、仕事はどうすればよいのかというのが心配になるかと思いますが、大人でもうつる病気ですので、仕事は休んだ方が良いです。

ちなみに、学校保健法では「耳下腺の腫脹がある間はウイルスの排泄が多いので、腫脹が消失するまで出席停止とする」とされていますので、子供が感染した場合は学校は欠席しなければなりません。

大人の場合でも、無理せずお医者さんと相談していつから出勤するか決めた方が良いでしょう。

まとめ

おたふく風邪は大人でも感染しますし、感染すると重症化したり合併症を併発する恐れがある病気です。おたふく風邪かなと思ったら、早めに医療機関を受診しましょう。

おたふく風邪の予防は予防接種が一番ですので、子供の頃にかかったことのない方は、予防接種を受けておくと良いですよ。

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