剣道着の洗い方について、白い剣道着の場合と藍染の剣道着の場合についてまとめました。
色落ちを防ぐための酢を使った洗い方も紹介しています。
剣道着の洗い方~白い剣道着の場合
剣道着は稽古をすると汗を吸いますから自宅で洗濯をしたいものですが、どう洗えば良いのか初めてだと迷いますよね。
白い剣道着の場合は、色落ちする心配もないので洗うのは簡単です。
基本は手洗いですが、白い道着ならネットに入れて洗濯機で洗っても大丈夫です。その際は柔軟剤を入れた方が仕上がりが良いですよ。
もし袴が紺などの白以外の色の場合には、剣道着と袴を一緒に洗わないように気を付けましょう。色がうつってしまいますので。
ただ、洗濯機だと少し縮む場合がありますので、気になるのであれば手洗いの方が安心です。
剣道着の洗い方~藍染の場合
藍染の剣道着は色落ちしますので、手洗いで洗いましょう。洗濯機は色むらができますし生地が傷みますのでNGです。
洗剤も使わないようにしましょう。
化学物質の含まれる洗剤は染料である藍を分解してしまうため、洗剤を使うと深みのない色合いになってしまいます。
藍染には汗の酸化に強く布地を丈夫にして長持ちさせる効果あり、他にも虫を寄せ付けない効果や抗菌性があります。
きちんとお手入れして大切に使いましょう。
【注意点】
洗濯機と洗剤を使わない
【洗い方】
1.大きな桶や浴槽にぬるま湯を張る
2.押し洗いをする
3.お湯を変えて2~3回繰り返す
4.裏返しで陰干しする
剣道の稽古で汚れるのは汗だけですから、ぬるま湯で汗と塩を抜くだけで汚れは取れます。
洗濯機での脱水はしないで、たたんで足で踏むなどして水気を取ってから干した方が良いです。
どうしても脱水をしたい場合には、きちんと畳んでからネットに入れて1分程度にしておきましょう。
干すときには形を整えて物干し竿に通すなどして乾かします。
袴は上着ほどこまめに洗う必要はありませんが、洗うときには上着と同じように手洗いで洗います。
上着と違って袴にはひだがありますので、ひだの部分ときちんと折りたたんで洗いましょう。
干す前にはテーブルなどで広げて上下に引っ張るようにしてシワを伸ばし、ひだも折り目を整えてから干します。
乾いてからアイロンをかけるときには、当て布をするか、裏側からアイロンをかけるようにしましょう。
こちらの動画ではクリーニング屋さんが袴にアイロンをかけている姿が見られますので、参考になります。
剣道着の洗い方で色落ちを防ぐには酢が良い?
剣道着の色落ちを防ぐためには、買ってきたばかりの時に色止めをしておくと良いです。
良く行われるのは酢を使う方法です。
たらいなどにぬるま湯か水を入れ、酢を適量(約50~100cc)を混ぜ剣道着を一晩浸けておきます。
翌日になったら軽くすすいで裏返して陰干しをしておきましょう。
完全に色落ちを防止することはできませんが、洗う度に数回繰り返すと段々色落ちが落ち着いてきます。
まとめ
藍染の剣道着は洗うのがちょっと面倒ですが、洗えば洗うほど味わいが出てきますのでそれを楽しめますよ。
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