冬場に流行するウイルス性胃腸炎の一つにノロウイルスがあります。
ノロウイルスは感染力が強いため大人から子供まで感染する恐れがあり、感染すると嘔吐や下痢、発熱といった症状が出ます。
ノロウイルスは一度感染すると免疫ができるのか、免疫ができた場合の持続期間はどれくらいなのかについてまとめました。
ノロウイルスは感染すると免疫がつく?
ノロウイルスは毎年11月から3月頃に多く流行する感染性胃腸炎を引き起こすウイルスです。
潜伏期間が12~72時間と短く、早いと感染した当日から症状が現れます。
主な症状は嘔吐、下痢、発熱で、症状の出方には個人差があり、全部の症状が出る人もいれば、一つしか症状が出ない場合もあります。
私が以前かかった時には、嘔吐と発熱の症状は出ましたが、下痢の症状は出ませんでした。
同時にかかった主人は発熱と下痢の症状が出て嘔吐はなかったので、かなり人によって違うようです。
感染すると大人でもかなり辛いので、できれば二度とかかりたくない病気の一つですが、中には毎年感染するという人もいるようです。
ノロウイルスは感染しても免疫ができないのでしょうか?
ノロウイルスも感染すると免疫がつきます。
ただ、ノロウイルスの免疫は持続期間が短いんです。更に、ノロウイルスは種類が多いので、免疫ができても違う種類のノロウイルスに感染してしまうことがあり、短期間に何度も感染する恐れがあります。
ノロウイルスの免疫の持続期間は?
ノロウイルスは感染が腸粘膜での局所感染なので、免疫の持続時間が短いことが特徴の一つです。
免疫の持続期間は6か月から2年程度と言われています。
まだワクチンはありませんし、ノロウイルスの種類は30種類以上ありますから、何度も感染しないためには日ごろから予防することが大切です。
【ノロウイルスの予防法】
・外出から帰った時や食事の前、トイレの後に流水と石鹸でしっかり手洗いをすること
・貝類をその内臓を含んだままで加熱調理する際には十分に加熱して調理すること
・貝類を調理したまな板や包丁はすぐに熱湯消毒すること
・感染している人の便や嘔吐物を処理するときには直接触れないようにすること(手袋とマスクをし、使い捨てのキッチンペーパーなどで処理をすること)
・床や衣類など嘔吐物を洗い流した場所の消毒はアルコール消毒ではなく次亜塩素酸系消毒剤(濃度は200ppm以上、家庭用漂白剤の場合は約200倍程度に薄めて)を使用すること
※次亜塩素酸系消毒剤は直接手で触れないようにしましょう。
まとめ
ノロウイルスは何度もかかる恐れのある病気です。なるべく感染しないように、普段から予防に努めたいですね。
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