夏祭りや花火大会に浴衣を着て行こうと思ったら、浴衣がしわくちゃ!
浴衣のしわを取る方法や、アイロンをかけても良いのはどういった浴衣なのかやアイロンのかけ方についてご紹介します。
浴衣のシワの取り方
明日は花火大会。
一年ぶりに浴衣を着ようと出してみたら、しわくちゃになっていてこのままでは着られない…
そんなこともありますよね。
自宅で洗える素材の浴衣で、洗って乾かす時間があるのであれば、洗濯してから形を整えて干し、きちんと畳めばしわは取れます。
もう一度洗う時間がない場合は、霧吹きでしわの部分を濡らし、手でしわを伸ばしながらきちんと本畳にします。
本畳のやり方はこちらの動画を参考にしてください。
本畳の状態でシーツや風呂敷などの目の細かい布で包み、上に座布団や布団を置いておきます。
10分くらい経ったら着物用のハンバーにかけて干すと、軽いしわなら伸びます。(着物用ハンガーがない場合は、物干し竿に干しても可)
外に干す場合は日陰に干すようにしてください。
軽いしわならこの方法で取れますが、しっかりついたしわで取れない場合にはアイロンをかけましょう。
浴衣にアイロンをかけても大丈夫?
浴衣は特殊な素材のものでなければ、アイロンがかけられます。
素材や染め方、柄によって熱に弱いものもありますので、まずは、浴衣についている洗濯表示を確認しましょう。
【アイロンの表示】
このマークがあったらアイロンかけはできません。
このマークはアイロンは120℃を限度とし、低い温度(80~120℃まで)で掛けるのがよいです。
このマークはアイロンは160℃を限度とし、中程度の温度(140~160℃まで)で掛けるのがよいです。
このマークはアイロンは210℃を限度とし、高い温度(180~210℃まで)で掛けるのがよいです。
【浴衣へのアイロンのかけ方】
①浴衣を広げる
アイロン表示を確認したら、浴衣を広げます。アイロン台があれば良いのですが、浴衣は面積が広いので一般の家庭で使っているアイロン台では狭すぎます。シーツやバスタオルを床に敷いて、えりが左側にくるようにして床に広げましょう。
②えり、背中、身ごろ、袖の順にアイロンをかける
洗濯する際に洗濯のりを使っていな場合は、アイロンをかける際にえりはアイロン用ののり剤をスプレーしてからかけるとパリッと仕上がります。
アイロンをかける際にはえりや裾を引っ張りながらかけると綺麗にかけられます。肩や脇の折り線はしっかりとプレスするようにしましょう。
生地の表からアイロンをかける場合には、テカリを防ぐために当て布を使ってください。
③しばらく冷ます
熱や湿気が残っているうちにたたむとしわになってしまいますので、ハンガーにかけるなどして冷ましてから畳みましょう。
浴衣のアイロンかけはこちらの動画が参考になりますよ。
・素材がポリエステルのものはドライアイロンをかける
・綿や麻のものは霧吹きを使いながらドライアイロンをかける
・藍色などの色の濃いものはテカリやすいので、生地の裏側からかけるか当て布を使う
・ラメや金が使われているものは裏からか当て布をして低温でかける
・色移りを防ぐために前身ごろと後身ごろの重ねがけはしない
まとめ
浴衣のしわを取る方法をご紹介しました。浴衣は洗ってからしっかりしわを伸ばして畳んでおくと次に着る時にすぐに着られるので、最後にきちんとお手入れをしておくと次が楽ですよ。
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