せっかく浴衣を着て出かけたのに、途中で浴衣が着崩れてしまって楽しめなかった、なんて経験はありませんか?
こちらでは、浴衣が着崩れないコツと着崩れてしまったときの直し方をご紹介します。
浴衣を着崩れしないコツ
浴衣を着崩れないようにするためには、着付けをする際に気を付けたいポイントがあります。
【和装下着かスポーツブラをつける】
胸とウエストの差があると凹凸ができてしまい着崩れの原因となってしまいますので、ブラジャーではなく、和装下着かスポーツブラを付けましょう。
【腰にタオルを巻いて補正する】
ウエストがキュッとくびれた体型はとても魅力的ですが、浴衣を着る際にはウエストのくびれが原因でできる凹凸が着崩れの原因になってしまいます。
ウエスト周りには薄いタオルやさらしなどを巻いて、バストやヒップとの凹凸がなるべくなく、平らになるように補正しましょう。ずん胴な体型の方が浴衣は着崩れしにくく、綺麗に着こなせます。
【腰ひもをしっかりと結ぶ】
腰ひもをきつく結ぶと苦しくなりそうで心配になるかもしれませんが、腰ひもがゆるいと着崩れの原因になります。
腰ひもはしっかりと結んでおきましょう。結びめを藤結びにするとゆるみにくくきれいに結べます。
藤結びのやり方についてはこちらのブログで紹介されていますので参考にしてください⇒藤結びの結び方
【コーリンベルトを使う】
衿のゆるみや胸元がはだけてくるのを防ぐためには、胸紐の代わりにコーリンベルトを使うと着崩れしにくくなります。
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コーリンベルトはクリップ型の金具をした前の衿先に止めて身八つ口に通し、ぐるりとうしろから回して前の衿先にもう一方の金具で引っ掛けるように留めるだけなので、誰でも簡単に使えます。
使い方はこちらの動画で紹介されていますので、参考にしてください。
胸紐で結ぶよりも着崩れしにくい上に、ゴムなので紐よりも締め付け感が少ないのでおすすめです。
こちらの動画では着崩れしにくい浴衣の着付け方を紹介してくれています。実際に気付けている様子が見られますので、参考になりますよ。
浴衣が着崩れてしまったときの直し方
気を付けて着ていても、時間と共に浴衣が着崩れてしまうことはあります。
すぐにできる直し方をご紹介します。
【襟元がゆるんでしまった場合】
下前(浴衣が重なって下になっている部分)は左の脇の下の浴衣が空いている隙間(身八つ口)から手を差し込み、下前を引いて引き締めます。
上前(浴衣が重なっている上の部分)はおはしょりの折り返してあるうえ側一枚を持ち、下に引いて整えます。
これで衿元のゆるみは直せます。
【裾が広がってきてしまった場合】
浴衣は裾すぼまりで着るものですが、着ているうちに裾が広がってきてしまうことがあります。
その場合は、上前を持ちあげ、下前を引き上げて腰ひもの上に押しこみ、次に、上前を引き上げて腰ひもの上に押しこんで直します。
裾が広がってしまう原因は腰ひものゆるみなので、トイレなどに行って腰ひもを結びなおすと安心ですよ。
【帯がゆるんできてしまった場合】
帯がゆるんできたり、下がってきてしまう場合には、結びめの下にハンカチや小さなタオルなどを挟みこみましょう。
こういうときのために、帯や浴衣に色合いが似ているハンカチやプチタオルなどを持ち歩いておくと安心ですね。
まとめ
私は高校生くらいの頃に、浴衣で夏祭りに出かけた際に帯が解けてきてしまい、近くにいた年配の女性に直していただいたことがあります。
偶々帯が少し解けた状態でその方が気づいてくれて、その場ですぐに直してもらえたのでラッキーでしたが、自分でなんとかしなければならないことも多いかと思います。
浴衣で出かける際には着崩れしないように着付けから気を付け、歩く際にも大股で歩いたりしないようにしましょう。
それでももし着崩れてしまったときのために、直し方も覚えておくと安心ですよ。
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