スギの花粉の飛散時期も終わり、花粉症の時期は終わったはずなのに、5月になってからもくしゃみや鼻水、目のかゆみのような花粉症のような症状が出ることがあります。
実は、スギ以外にも花粉症を引き起こす樹木や植物が日本には多くあるんです。
5月になる花粉症はどういった樹木や植物が原因で起こるのか、その症状や対策について知っておきましょう。
5月になる花粉症の原因は?
5月に花粉症を引き起こす植物としては、カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリといったイネ科の植物が考えられます。
これらは5月~8月に花粉が飛散し、夏の花粉症の代表格と言われているものです。
牧草として栽培されている他、道端や河川敷にも生息している植物ですので、身近な場所にも多くみられる植物です。
他には、地域によってはまだヒノキの花粉が飛んでいる場合もありますし、北海道ではカバノキ科のシラカンバの花粉が飛ぶ時期なので、シラカンバの花粉症に注意が必要です。
シラカンバの花粉の飛散時期は4月中旬~6月初旬頃で、シラカンバの花粉症の患者数は年々増加してきています。
5月になって花粉症のような症状が出た場合には、まずは病院で原因(アレルゲン)となる花粉は何なのかを検査してもらうことをお勧めします。
5月に出る花粉症の症状は?
イネ科の植物が原因で起こる花粉症の場合、症状はスギ花粉と似ており、くしゃみ、鼻水、のどの痛み、目のかゆみと言った症状が表れます。
シラカンバの花粉症の場合、主な症状はスギ花粉症と同様に鼻水、くしゃみ、目のかゆみですが、その他に口腔アレルギー症状を起こすことがあります。
口腔アレルギー症状は果物を食べたときに、口の中がかゆくなったり腫れたりします。
アレルギー症状を起こしやすい果物はリンゴ、モモ、さくらんぼ、カキ、キウイなどで、生で食べたときだけ症状が起こり、ジュースや調理した果物では起こりにくいといわれています。
ただ、個人差がありますので油断しないようにしましょう。
5月になる花粉症の対策は?
花粉症対策としては、スギ花粉と同じく、外出を控えめにして外出時には帽子やマスク、メガネなどをして花粉を防ぎましょう。
帰宅時は玄関でしっかりと衣服についた花粉をはらい落としてなるべく室内に持ち込まないようにします。
帰宅後は洗顔やうがいをして体についた花粉を洗い流しておきましょう。
お風呂やシャワーは普段は朝に入るという方も、花粉の時期は寝る前にお風呂に入ってしっかり花粉を洗い流してから布団に入るようにしましょう。
イネ科の植物はスギやヒノキなどと違って丈が低くて花粉が遠くまで飛ばず、数10mの範囲でしか広がりません。
それらの植物が生えている場所を避けて通ることで、花粉を避けることができます。
花粉が飛散していない時期に生えている場所を確認しておくと安心です。
私もスギ花粉だけでなく5月にも花粉症の症状が出るのですが、川沿いの雑草が多い場所や田んぼの近くに行くと症状が酷くなるため、なるべく近づかないようにしています。
マスクをしていると随分違いますので、マスクは必須アイテムですね。
まとめ
5月になってスギ花粉の飛散時期が過ぎても、イネ科の植物やヒノキ、シラカンバなどで花粉症の症状が出る場合があります。
花粉症かなと思ったら、病院に行って検査をしてもらい、原因となるアレルゲンを調べておくことをお勧めします。
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