仏教では春と秋のお彼岸の時期に彼岸会(ひがんえ)という法要を行ったり、墓参りに行くことが習慣となっています。
お墓参りに行くときの服装に決まりはあるのでしょうか?必要な持ち物は?
こちらでは、お彼岸のお墓参りの服装や持ち物についてまとめました。
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お彼岸のお墓参りはいつ行く?お布施や服装はどうする?
お彼岸のお墓参りに行くときにふさわしい服装は?
お彼岸といえば、お墓参りに行くのは当たり前。
私は子供の頃からそう思っていたのですが、友人の家はキリスト教徒だったので、お彼岸にお墓参りに行く習慣もないと言っていました。
お彼岸は仏教の行事ですので、御実家が仏教徒でない方の場合はお彼岸にお墓参りに行くのが当たり前ではない場合もありますよね。
また、実家にはお墓がなくて行ったことがないという方や、実家のお墓は遠くて滅多にお墓参りに行けないという方もいることでしょう。
そんな方にとっては、お彼岸のお墓参りは着て行く服装から迷ってしまうのではないかと思います。
お彼岸のお墓参りの服装ですが、結論から言うとこれといった決まりはありません。
お墓参りに行った際にはお墓の掃除もしますので、スーツよりも普段着の方が動きやすくて便利です。
Tシャツにジーンズという方もよく見かけますので、それがマナー違反というわけではありません。
ただ、地域によって習慣は違いますので、あまりにもカジュアルすぎたり派手すぎると周囲から浮いてしまう恐れがあります。
もし結婚して初めて義理のご両親と一緒に行ったりする場合には、あまりカジュアルすぎず、派手すぎない服装で行くようにしましょう。
お墓の掃除をするときには屈むことが多いので、スカートはあまり短すぎない方が良いかもしれません。
足元も素足にサンダルよりは、靴下やストッキングを履いていた方が良いでしょうね。
常識の範囲内である程度きちんとした服装であれば、普段着で大丈夫です。
もしお墓参りだけでなく法要もある場合には、きちんと礼服か黒のスーツを着て行きましょう。
お彼岸のお墓参りに行くときの持ち物は?
お墓参りに行くときは、お参りに必要な物以外に掃除道具も持っていきます。
もし日ごろから誰かがこまめに掃除をしていて綺麗なお墓なら掃除道具は必要ないかもしれませんが、お盆やお彼岸などにしかお参りに行っていないような場合には掃除道具はあった方が良いです。
うちも必ず掃除道具は持っていき、お参りの前に掃除をしています。
【掃除に必要な物】
・ぞうきん(タオル)
・スポンジやたわし
・歯ブラシ(細かい部分を掃除するのに役立つ)
・ほうきとちりとり
・ゴミ袋
お墓に手桶と柄杓があり、水道があるのであればこれだけあれば十分です。
水道や手桶と柄杓がない場合には、この他にバケツとペットボトルで水を準備する必要があります。
お墓は久しぶりに行くと結構汚れていますので、草むしりや掃除に時間がかかることがあります。
素手で掃除をすると手が荒れてしまう方は、軍手やゴム手袋を用意しておくと安心ですね。
【お参りに必要な物】
・お線香
・ライターやマッチ(風よけライターがあると便利)
・お花
・お供え(お菓子や果物など)
・半紙やお皿(お供えを置くのに使う)
・数珠
お花は茎が長すぎると花立て飛び出してしまうので、茎は短めに切っておくと良いです。
私はよくそれを忘れてしまい、お墓に行ってから必死に手で茎を折ることがよくあります。
また、あまり大きな花束を持っていってしまうと花立てに入りきらなかったりしますし、他の方が持ってきた花がすでに入っている場合もあります。
お彼岸の時期になるとお花屋さんでは仏花が用意されているところがほとんどですので、5~6輪程度の花束を一対用意して、左右の花立てに対にしてお供えしましょう。
お墓参りのお花というと菊のイメージが強いですが、菊以外でも季節の花や故人が好きだったお花をお供えしてあげると良いですよ。
ライターはチャッカマンやお線香用の風よけがついているライターだと、風がある日でもお線香に火がつけやすいので便利です。
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こちらは握るだけで火が付くので、ライター補助具です。市販のライターを中に入れて使います。風よけフードも付いていますので、風の強い日でも安心です。
ライターだと風が強いとすぐに火が消えてしまってお線香に火をつけるのに苦労しますので、お線香用の風よけライターは用意しておくと便利ですよ。
お供えはお墓によっては禁止されていたり、持ち帰らないといけない場合もありますので、確認しておきましょう。
まとめ
お墓参りは地域や家によってもお参りの仕方が違う場合がありますので、事前に確認しておくと慌てずにすんで良いですよ。
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