お彼岸には彼岸団子を仏壇にお供えするお宅もあるかと思います。
こちらでは、お彼岸に団子をお供えする意味やお供えする数、供え方についてご紹介します。
お彼岸に団子をお供えする意味
お彼岸のお供えは地域や宗派によってさまざまです。
ぼたもちやおはぎをお供えするところもあれば、お彼岸の入りや明けにお団子をお供えするところもあります。
このお彼岸にお供えするお団子を「彼岸団子」といい、丸い団子のところもあれば、真ん中がつぶれた平たい団子のところもあり、地域によって違いがあります。
お団子の種類も様々で、何も付いていない白いお団子のところもあれば、紅白のお団子やよもぎのお餅にあんこが包まれている団子など、地域によって違いがあるようです。
【彼岸団子の意味は?】
お彼岸の入りにお供えする団子を「入り団子」といい、あの世から帰ってきたご先祖様をお迎えするためにお供えすると言われています。
お彼岸の最後の日にお供えする団子を「明け団子」といい、あの世へと帰るご先祖様にお土産として差し上げると言われています。
お彼岸にお供えする団子の数は?
彼岸団子の数は、地域や宗派、家によって違いますので、一概に幾つが正解とはいえません。
仏教の六道(天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道)を意味して6個とするところもありますし、11個や20個、13個などのところもあります。
お住みの地域や宗派、家の習慣に従った数を用意しましょう。
お彼岸の団子の供え方
彼岸団子の供え方も、団子の数と同じく地域や宗派、家によって違いがあるようです。
団子の並べ方も積み団子にするところもあれば、ばら積みのところもあります。
入り団子は積み団子にして、明け団子はばら積みというところもあるようです。
5個のお団子を円を描く形に丸く並べ、最後の1個を真ん中に乗せて、上から見るとお花の形になるように並べる並べ方もあります。
【積み団子の並べ方】
積み団子は三方や高坏(たかつき)、なければ白いお皿などに慶事折りした半紙などの白い紙を敷き(敷き紙)、お団子を三角形に積み重ねます。
20個のお団子を積む場合は、敷き紙のとがっていない方を手前にし、1段目は手前から4、3、2、1個を並べ、2段目は手前から3、2、1個と並べ、3段目は手前から2、1個と並べ、最後となる4段目には1番上に1個を並べます。
仏壇にお供えするときは、敷き紙とお団子の尖っていない方を仏壇に向けましょう。平らな面が仏壇側です。
まとめ
地域や宗派、家によっては、お彼岸にお団子をお供えするところもあります。
数やお供えの仕方は様々ですので、お住みの地域や宗派、家の習慣に従って準備しましょう。
わからないときは年配の方やお寺などに相談してみると良いと思います。
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