赤ちゃんがまだ新生児のうちも、買い物や病院など、外出しないといけない機会はありますよね。
車での移動は便利ですが、赤ちゃんとの車でのお出かけはいつからなら大丈夫なのでしょうか?
どのくらいの時間なら大丈夫なのかや、赤ちゃんとのドライブの注意点についてご紹介します。
赤ちゃんとのドライブはいつからOK?
赤ちゃんを車に乗せるのは、出産した病院を退院するときから大丈夫です。
私も、退院したときは自宅まで車で帰りました。
ただ、本格的な外出は一カ月検診を過ぎてからとなります。一カ月検診で何も問題がなければ、少しずつ外の空気に慣らしていきましょう。
最初は数分から初めて、5分、10分と少しずつ時間を増やして赤ちゃんを外の世界に慣れさせていくと良いです。
まずはベランダやお庭などから始め、家の周りを散歩したり、近所を散歩したりなど、段々と距離と時間を伸ばしていきましょう。
私は朝ちょこっとベランダに出てみることから始めました。
何度かベランダに出てみて大丈夫そうだったので、次は庭に降りて数分庭で過ごすのを何日か繰り返し、それに慣れたら近所を一回りしてみました。
私はまだ暑い時期だったので朝にしましたが、季節によっては朝や夕方だと寒いかもしれませんので、暖かい時間帯の方が良いかもしれません。
少しずつ赤ちゃんを外に慣らしてあげてください。
車での外出も、生後1か月からで大丈夫です。
赤ちゃんを車に乗せてドライブする際は、必ずチャイルドシートを着用させるようにしてください。
道路交通法では、6歳未満のお子さんはチャイルドシートの使用が義務付けられています。
乳児のうちは赤ちゃんをチャイルドシートに乗せず、パパやママが抱っこをしている方もいらっしゃいますが、抱っこでは赤ちゃんを守れません。
また、長く使えるようにと月齢に合わないチャイルドシートを使うのも危険ですのでやめましょう。
赤ちゃんを車に乗せるときは、月齢に合ったチャイルドシートを着用するようにしてください。
赤ちゃんとのドライブの時間は?
まだ首がすわらないうちは、近場で短時間にしましょう。生後6ヵ月くらいまではなるべく遠出はしない方が良いです。
「揺さぶられっこ症候群」というのを聞いたことがあるでしょうか?
「揺さぶられっこ症候群は」新生児から6か月くらいの赤ちゃんに起こりやすく、赤ちゃんを乗せてドライブをするときにはこの「揺さぶられっこ症候群」に気を付けなければなりません。
【揺さぶられっこ症候群】
赤ちゃんの身体を大きく揺することにより網膜出血、硬膜下血腫またはクモ膜下血腫が引き起こされること。
低月齢の赤ちゃんは体に対して頭が大きくて重く、頭を支える筋肉も弱いため、体に強い振動や長時間の振動を与えると脳内で出血などの障害が引き起こされることがあります。
赤ちゃんを車に乗せるときは、急ブレーキやカーブを伴う運転には気を付けましょう。
帰省などで長時間移動しないといけない場合は、1時間~2時間ごとに休憩をとるようにしてください。
余裕をもった計画を立て、どこで休憩するのか、赤ちゃんと一緒に休憩できる場所を事前に調べておきましょう。
首のすわっていない赤ちゃんを長時間移動させる場合には、寝かせられるタイプの月齢に合ったチャイルドシート(ベビーシート)が良いです。チャイルドシートには頭を保持するヘッドギアがあると理想的です。
休憩を取るときには赤ちゃんをチャイルドシートから下してあげましょう。
赤ちゃんとのドライブで注意することは?
長時間車に乗せない以外にも、赤ちゃんとのドライブでは気を付けたいことがあります。
◆車内の温度に注意する
赤ちゃんはまだ体温調節ができませんので、汗をかいていないかこまめにチェックして洋服などで調節してあげましょう。
エアコンをつけるときには風が赤ちゃんに直接当たらないようにしてあげてください。
◆直射日光が当たらないようにする
エアコンを入れていても、季節によっては赤ちゃんに直射日光が当たると熱中症をおこしてしまうことがあります。
紫外線は赤ちゃんの肌には良くありませんし、車の窓にはUVカットフィルムを貼ったり、取り外しのできるカーテンやスクリーンを付けるなどして赤ちゃんに直射日光が当たらないようにしてあげてください。
できるだけ日差しの強い時間帯の外出を避けるのも良いと思います。
◆車酔い
赤ちゃんも大人と同じように車に酔うことがあります。顔色や体調、機嫌に変化がないか様子をみてあげてください。
◆退屈しないようにおもちゃやCDを用意する
赤ちゃんが泣いてしまったときのために、お気に入りのおもちゃやCDなどを用意しておくと良いです。
◆帰ったらゆっくり休ませる
ほんの少しの外出でも、新生児のうちはまだ外出に慣れていないため赤ちゃんは疲れてしまいます。
家に帰ったらしっかりとミルクを飲ませて、ゆっくり休ませてあげましょう。
まとめ
赤ちゃんを車に乗せての外出は1か月検診を過ぎればできますが、首がすわらないうちはできるだけ短時間で近場へのお出かけにすませたいものです。
長時間の外出は帰省などのやむをえない場合をのぞき、生後6か月を過ぎてからがおすすめです。
生後6か月を過ぎてからでも、長時間のドライブは赤ちゃんの体には負担になりますので、こまめに休憩を取るようにしてください。
赤ちゃんとのドライブで一番大切なのは「安全運転」です。
赤ちゃんが泣きだしたりすると焦ってしまいますので、そういうときは一度どこかに車を停めて、赤ちゃんが落ち着くのを待つのも良いと思います。
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