子供の足に魚の目のようなものができた場合、病院は何科を受診すれば良いのでしょうか?
どんな治療をするのかや、放っておいても自然治癒するのかも気になりますよね。
こちらでは、子供に魚の目ができた際に何科を受診すると良いのかや、病院での治療方法、自然治癒はするのかについてご紹介します。
子供の魚の目は何科を受診する?
子供に関する病気は小児科を受診することが多いですが、魚の目ができたときは皮膚科を受診します。
小児科では専門的な治療はできませんので、必ず皮膚科を受診しましょう。
魚の目ではなくウイルス性のイボ?
魚の目のように見えるものでも、子供(特に9歳以下)の場合はウイルス性のイボのことが多くあります。
ウイルス性のイボはヒトパピローマウイルスが原因の感染症で、免疫力が低下していたり、皮膚に傷があったりすると感染してイボができてしまいます。
ヒトパピローマウイルス(HPV2/27/57)の感染症を尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)、ヒトパピローマウイルス(HPV1)の感染症をミルメシアと言います。
ウイルス性のイボですから、魚の目のように削ってしまうとイボが大きくなったり、他の場所にも感染して数が増えてしまう恐れがあります。
また、触ると手にウイルスがついて感染が広がる恐れがありますので、見つけたら触らないようにしましょう。
お医者さんでも魚の目との区別が難しいくらい見た目が似ているものもありますので、自己判断で市販薬を使ったりせず、早めに皮膚科に行った方が良いですよ。
子供の魚の目の治療方法
皮膚科に行っても一回の治療で治すのは難しいので、通院が必要になることが多いです。
よく行われるのが「液体窒素凍結療法」です。
液体窒素で細胞を冷凍して、細胞組織にダメージを与えて壊死させ、除去する方法です。
液体窒素凍結療法では、196℃の液体窒素を綿棒などにひたし、患部にちょんちょんと押しあてます。
または、スプレーのように患部に噴きかけます。
このときに痛みがあったり、治療直後に水ぶくれができることもありますが、続けて行くとイボがかさぶたになり、取れたり小さくなったりしていきます。
痛みがあると嫌がるお子さんも多いのですが、ウイルス性のイボはうつって増えて行きますので、励まして治療しましょう。
他には、
・電気焼灼法
・スピール膏貼付
・グルタルアルデヒド塗布療法
・ヨクイニン内服
などがあります。
どの治療法が効くかは個人差がありますので、病院では様子を見ながら治療法を変えることもあります。
数回で治ることもあれば、何か月も通う場合もありますので、根気よく治療するようにしてください。
【体験談】
私の子どもも足の親指にイボができたことがあります。
最初はタコかと思っていたのですが、痛みがあるので皮膚科に行ったところ、ウイルス性のイボでした。
週に一回通うように言われ、液体窒素凍結療法で治療をしました。
子供の話だと治療はかなり痛いようで、治療が終わった後は患部が周辺も含めて真っ赤になっており、治療を繰り返すうちに皮膚が剥けるような感じで剥がれました。
芯が取れるまで何度も皮が剥け、結局完全に良くなるまでは3か月近くかかりました。
毎週通うのは大変でしたし、本人も何度も痛い思いをしてみているのも可愛そうだったので、気が付いたら早めに皮膚科に行った方が良いと思います。
子供の魚の目は自然治癒する?
魚の目の場合は、自然治癒することもあります。
でも、ウイルス性のイボの場合は放っておくとそこからうつって増えてしまうことがありますし、家族やお友達などにもうつしてしまう可能性もあります。
皮膚科の先生のお話だと、プールに入ったり、裸足で遊んだりした際にうつることがあるそうです。
実際、私の子供も含めて、スイミングに通っている子が何人もウイルス性のイボになっていました。
中には放っておいたせいで何か所にも広がってしまい、治療が長引いた子もいます。
数が増えてしまうと治療にも時間がかかり、子供もその分痛い思いをしないといけないので、やはり早めの受診が大切だと思います。
まとめ
子供の場合は魚の目のように見えても、ウイルス性のイボのことが多くあります。
自己判断で市販薬を使うと悪化させてしまうことがありますので、魚の目らしきものができたら、一度皮膚科を受診して診てもらいましょう。
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