小学生になって始まる「習字」の授業。
習字では墨汁を使いますから、子供が服に墨汁をつけて帰ってくることがありますよね。
墨汁は普通に洗濯しただけでは落ちませんので、ママにとっては頭の痛い悩みだと思います。
こちらでは、家庭でできる衣類についた墨汁の落とし方、漂白剤やオキシクリーンで落とせるのかについてご紹介します。
墨汁が服についたときの落とし方
墨でできたシミは乾かないうちに落とした方が良いと言われますが、学校でついたシミを乾かないうちに洗うなんて無理ですよね。
墨は時間が経つほど繊維の奥に入りこんで頑固なシミになってしまうので、学校から帰ってきたらできるだけすぐに洗って落としましょう。
墨汁を落とす方法はいくつかありますのでご紹介します。
【歯磨き粉で落とす】
歯磨き粉には研磨剤が含まれていますので、研磨剤の効果を利用して落とす方法です。
やり方は、歯ブラシに歯磨き粉をつけて、墨汁がついた部分をこすります。
歯磨き粉が墨汁を吸い取ってくれますので、こすったら水であらすのを何回も繰り返しましょう。
【お米で落とす】
炊きたてのご飯を使って落とす方法です。
炊きたて、またはレンジで温めた熱いお米を墨汁が付いた部分に付けてこすります。
すると、お米が墨汁を吸い込んで墨のカスのようなものがぽろぽろと取れてきます。
【大根おろしで落とす】
大根おろしも墨汁のシミを落とすのに使えます。
大根にはアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼなどの消化酵素があります。
生ですりおろす事により、この消化酵素が働き、墨の成分である膠(動物性たんぱく質)が分解されて落とせるのだそうです。
やり方は簡単で、大根おろしで墨汁のシミをこすり、水で洗い流すだけ。
墨汁が流れだして、シミが落ちるそうです。
【マジックリンで落とす】
キッチン用のマジックリンと洗濯石鹸を使って落とす方法です。
これが一番おすすめの方法ですね。
マジックリンを同じくらいの量の水で薄め、墨がついた部分に浸して浸透させます。
マジックリンが浸透したら、固形の洗濯石鹸を押しあてるようにしてこすり、軽くもみあらいします。
石鹸がある程度馴染んだら流水で流します。
墨がふわっと浮いてくるのがわかりますよ。
後は、マジックリンを浸して石鹸でこすって水で流す、というのを何度も繰り返します。
繰り返しているうちに墨が浮きあがってきて、段々黒いシミがなくなっていきます。
ほとんど落ちたら、後は普通に洗濯すれば、きれいになりますよ。
私はこの方法で子供の服についた墨汁のシミを落としました。
時間が経ってしまうとこの方法でも落ちないことがありますので、学校から帰ってきてすぐに行ったというのも良かったのだと思います。
※肌の弱い方はマジックリンを使う際はゴム手袋をするのがおすすめです。肌が荒れることがありますので。
【キッチンハイターを使って落とす】
これはお友達のママに聞いた方法ですが、白い衣類ならキッチンハイターに付けておくと綺麗に落ちるそうですよ。
墨汁が付いた部分にキッチンハイターをつけて、30分くらい放置してから
洗い流すだけで落ちたそうです。
ゴシゴシこする必要もありませんし、白い衣類ならキッチンハイターが楽そうですね。
その方は綿の白いTシャツに使って落ちたそうですが、服の素材によっては生地を傷めてしまうかもしれませんので、キッチンハイターを使う場合は気を付けて行ってください。
墨汁は漂白剤で落ちる?
シミというと真っ先に浮かぶのが漂白剤ですよね。
塩素系漂白剤なら墨汁のシミも落ちそうな感じがしますが、墨汁は塩素系漂白剤では落ちません。
色や柄のある服だとシミが落ちるどころか色落ちの原因になってしまいますので、塩素系漂白剤は使わないようにしましょう。
墨汁はオキシクリーンで落ちる?
シミや汚れがキレイに落ちると人気のオキシクリーン。
墨汁の汚れも、オキシクリーンで落ちることがあるようです。
40~60度くらいのお湯にオキシクリーンを溶かして1時間くらいつけおきし、手でもみあらいしてみましょう。
オキシクリーンに限ったことではありませんが、落ちないこともあるようなので、その時は他の方法を試してみると良いと思います。
まとめ
服についた墨汁を落とす方法をご紹介しました。
付いてしまった墨汁を落とすのはとても大変なので、我が家では習字の授業があるときには黒い服を着せるようにしています。
上下とも黒い服を着せておけば、墨が多少ついても目立たないので気が楽ですよ。
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