犬がかかる病気で怖いものの一つがフィラリアです。
フィラリアは犬の平均寿命を下げている大きな原因とも言われている怖い病気なんです。
フィラリアの感染を防ぐためには、時期を守って薬を飲ませる必要があります。
犬のフィラリアの薬を飲ませる時期や、薬の値段についてまとめました。
犬のフィラリアの薬はいつからいつまで飲ませるの?
フィラリアは寄生虫の一種で、蚊によって媒介される病気です。別名「犬糸状虫」とも呼ばれています。
犬フィラリア幼虫をもった蚊に刺されると、幼虫が犬の体内に入り感染します。
体内に入り込んだ幼虫は心臓や肺の血管に寄生して成虫になり、この段階でフィラリア症を発症します。
フィラリアに感染すると、全身に血液が行き渡らなくなり、全ての臓器の機能低下が起こったり、黄疸や貧血、呼吸困難などを起こすことがあります。
放っておくと死に至ることもある怖い病気なんです。
フィラリア予防薬でしっかり予防しておきましょう。
フィラリアの予防薬は「予防薬」とはいいますが、フィラリア幼虫を駆虫する薬です。
フィラリアの幼虫が犬の体内に入らないようにする薬ではなく、犬の体内に入ってしまった幼虫が心臓にたどり着いてフィラリア症を発症する前に駆除するための薬なんです。
ですから、フィラリアの薬を飲むのは、
「蚊が見られて1カ月後から蚊がいなくなって1カ月後まで」
です。
どうして蚊が見られてからすぐにではなくて一カ月後かというと、フィラリアの幼虫は犬の体内に入ってから50~70日程で脱皮して大きくなるので、大きくなる前に薬を投与して駆除する必要があるからです。
蚊が飛び始める時期は地域によって異なりますが、本州では5月もしくは6月からフィラリアの薬を飲み始めるところが多いようです。
飲み終わる時期はこれも地域によって異なりますが、本州だと12月頃が多いです。
沖縄のように一年を通して暖かい地域では、通年予防が必要となるところもあります。
犬のフィラリアの薬の料金はいくらくらい?
結論から言うと、フィラリアの薬は動物病院によって同じ薬でも値段が違います。
まず、フィラリアの予防薬にはいくつか種類があります。
・錠剤
・チュアブル
・スポット
・注射
薬は種類によって値段が違いますので、どの薬を選ぶかで値段が変わります。
また、犬の体重によって分量が異なってきますので、体重によっても値段が変わります。
例えば、体重5.6kgまでなら950円の薬が、体重44kgを超えると3000円になったりと、体重が増えるにつれて料金が高くなっていきます。
更に、動物病院は自由診療なので獣医師が各自料金を決められるため、動物病院によって値段がかなり異なります。
近隣の動物病院と値段を合わせているところもあるようですが、同じ薬でも病院によって違うのが悩ましいところです。
実際、私も引越しして病院を変えたら、同じ薬なのに前の病院と比べて薬の価格が安くなって驚いたことがありました。
まとめて何カ月分かもらうことで割引になる場合もありますし、多頭飼いの場合の割引がある場合もありますので、まずはかかりつけの動物病院に連絡して値段を確認してみることをお勧めします。
まとめ
大切な愛犬の命を守るためにも、フィラリアの予防はしっかりとしておきたいですね。個人輸入など通販で手に入るフィラリアの予防薬もありますが、動物病院ではフィラリアに感染しているか血液検査で確認してから処方してくれますから、動物病院でもらうことをお勧めします。
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