りんご病は4~6年毎に流行し、春から初夏にピークを迎える病気です。
子供の場合は初めに頬がりんごのように赤くなることから「りんご病」と呼ばれています。
りんご病は大人にもうつるのか、うつったときに出る症状や治療法についてまとめました。
りんご病は大人にもうつる?
りんご病は正式名称を「伝染性紅斑」といいます。
「ヒトパルボウィルスB19」というウイルスが原因で発症する病気で、咳やくしゃみなどによる飛沫感染や、接触感染によってうつります。
潜伏期間は1~2週間程度で、頬の赤みや発疹などと言った症状が出始めたときには感染力を失っています。
りんご病だとわかるような症状が出る前に感染してしまうのが厄介な病気ですね。
子供に多い病気なので子供の病気と思われがちですが、大人にもうつる病気です。
大人が感染した場合、子供よりも重症化する傾向があるので注意が必要です。
りんご病に大人がかかったときの症状は?
子供の場合は頬が赤くなりますが、大人がかかっても子供のように頬が赤くなることは少なく、以下のような症状がよく表れます。
・発疹(手、腕、太ももなどに赤い斑点がでる)
・かゆみ
・関節痛
・発熱
・強い倦怠感
発疹や関節痛といった症状は大体1週間くらいで治まってきますが、症状が長引いたりぶり返したりすることがあります。
長引いた場合でも3~4週間程度で治ることがほとんどです。
また、関節痛が酷い場合は指が曲がりにくくなったり、階段の上り下りが辛くなったりして、日常生活に支障をきたしてしまうこともあります。
子供のように頬が赤くならないのでりんご病だとわからず、他の病気と間違えられることがあります。
りんご病に大人がかかったときの治療は?
りんご病の特効薬はありませんので、対症療法をしながら自然治癒していくのを待ちます。
発熱した場合には解熱剤が処方されたり、関節痛が酷い場合には鎮痛剤が処方されたりします。
症状が辛い時には病院を受診して薬を処方してもらうといいでしょう。
受診する科は呼吸器科もしくはアレルギー科です。
まとめ
りんご病は一度かかると抗体ができるので、二度とかからない病気だと言われています。
子供の頃にかかったことのない方は、りんご病が流行っているときにはマスクを着用してうがいや手洗いを徹底して予防に努めましょう。
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