寒くなると手の指や足先にできて辛いしもやけ。
しもやけはどうしてできるのか、その原因とできたときの治し方、予防法についてまとめました。
しもやけの原因とは?
冬場の寒い時期に手や足の指先がしもやけになって痒くて痛くて辛い思いをしたことはありませんか?
私も何度か経験がありますが、足の指が真っ赤になって、痒いし掻くと痛くなるしで大変辛かったのをよく覚えています。
自転車で通学していた友人などは耳たぶにしもやけができてしまい、耳が赤くなって見ているだけでも可哀相でした。
しもやけは寒さや冷えで血流が悪くなるのが原因で起こります。
冬場になりやすいのは、1日の気温の変化が激しくなり、昼と夜の温度差が大きくなるためです。
冷え性の人は起こりやすく、体質や遺伝も関係していると考えられています。冷え性の方は注意しましょう。
また、手足が濡れたままにしておくと、次第に皮膚の温度が低下してしもやけになることがあります。
手足が濡れた際にはすぐに乾かすようにしましょう。
しもやけの治し方
しもやけは手足の指やかかと、耳たぶや鼻冷たい風にさらされる場所や、冷えやすい末梢の場所に起こりやすいです。
しもやけになると、
・赤紫色に腫れる
・赤くなって盛り上がる
・痒くなる
・ジンジンと熱い感じがする
・痛痒い
のような症状が出ます。
次に、しもやけの治し方をいくつか紹介します。
【しもやけの治し方】
・市販の軟膏を塗る
ドラッグストアなどで購入できる市販の軟膏で、しもやけに効果が期待できるものを塗ります。
ヒビケア、ユースキンA、オロナインH軟膏、ムヒSなど、効能に「しもやけ」が記載されている市販薬を塗りましょう。
・マッサージをする
入浴中や入浴後の血行が良くなっているときにマッサージをします。しもやけになっている場所を直接マッサージすると症状が悪化してしまうことがあるので、足首や手首などを優しくマッサージして血流を良くしましょう。
足首には太い血管があるので、足首を回したりマッサージしたりすると血流が良くなりますよ。
・湿布を貼る
以外に感じる方も多いかと思いますが、湿布の効能のところを見ると「しもやけ」が記載されています。湿布には血行を良くする効果があり、鎮痛効果もあるので痛みや痒みも緩和されるようです。
使い方は、しもやけの患部の大きさに合わせて湿布を切り、貼っておきます。
・お湯と水に交互につける
これは試したことがある方も多いかもしれませんね。
入浴のときなどに40度くらいのお湯と冷たい水を用意して、交互に4~5回くらい手足をつけます。手足はしっかり温まる、冷えるまで付けておくのがポイントです。
しもやけを早く治したい場合や、重症化して水疱や潰瘍ができてしまった場合には速やかに皮膚科に行きましょう。
赤ちゃんや小さなお子さんの場合も、掻き壊してしまう恐れがありますので早めに皮膚科に行くことをお勧めします。
しもやけの予防法
しもやけになってしまうと辛いので、しもやけになるのを避けるための予防法をいくつか紹介します。
・体を冷やさないようにする
しもやけは血行不良が主な原因なので、手足の他に耳、鼻などの肌が露出する部分は靴下や手袋、耳あて、マスクなどで寒さから守りましょう。
靴下を2枚重ねて履く方もいるかと思いますが、あまりゴムがきついと血流が悪くなってしまいますので、ゴムがきつすぎない靴下を選んでください。
・濡れたらすぐに拭く
雪や雨などで手袋や靴下が濡れた場合はすぐに替えたり、乾かしたりしましょう。汗をかいたときもタオルですぐに拭き、濡れた衣類はすぐに着替えるようにしてください。
洗濯や掃除などの水仕事で手が濡れた際はすぐに拭き、ハンドクリームなどで保湿すると良いですよ。
・運動をする
普段から意識的に下半身を動かすようにして血流を良くするのも予防になります。なるべくエレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使ったり、歩くようにしましょう。スクワットやかかとあげなどの運動をするのも効果的です。
・ビタミンEを摂る
ビタミンEには血行を良くする働きがあるので、普段の食事で意識的に摂るようにしましょう。ビタミンEは大豆やアーモンドなどの豆類、いくらやたらこなどの魚卵、植物油、うなぎなどに含まれています。
まとめ
しもやけはできてしまうと辛いので、普段から血流が良くなるように意識して体を動かし、服装などに気を付けて体を冷やさないようにしましょう。
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