結露などが原因でカーテンがカビてしまった場合の落とし方や洗い方の他、色物のカーテンがカビてしまった場合はどうやって落とすのか、カビを予防する方法はどんなものがあるのかをご紹介します。
カーテンのカビの落とし方や洗い方
ふと見ると、カーテンに点々と黒いシミがついている…これってもしかしてカビ?!
そんな風に驚いたことはありませんか?
特に窓に近いレースのカーテンは結露でカビが生えやすいので、注意が必要です。
では、カーテンについてしまったカビはどうやって落とせばよいのでしょうか?
カーテンについてしまった黒カビは、すぐならぬるま湯で落とすことができます。ただ、何か月もたってしまうと普通に洗濯しただけでは落ちなくなってしまいます。
時間が経ってしまった頑固なカビを落とす方法を幾つか紹介します。
【カーテンのカビの落とし方】
まず最初に、カーテンの洗濯ラベルを見て、洗濯ができるかどうかを確認してください。洗濯ができないものについては、自分でやらずにクリーニングに出すことをお勧めします。
また、洗濯ができるものでも、素材によっては縮みやすいものもありますのでご注意ください。
◆酵素系漂白剤につけおきする
最初に目立たない部分に少し酵素系漂白剤をつけてみて、色が抜けないかをテストします。
大丈夫だったら、大きなバケツや洗面器にぬるま湯と酵素系漂白剤(ワイドハイターやブライトなど)を入れ、カーテンを30分程度つけおきする。
目立つカビはいらない歯ブラシでこすって落としてから、洗濯機で洗える物は洗濯機で洗剤を入れて洗いましょう。
酵素系漂白剤は液体よりも粉末の方が強力です。
◆塩素系漂白剤につけおきする
塩素系漂白剤(台所用ハイターなど)をぬるま湯に入れ、カーテンをつけ置きしてから洗濯します。
スプレータイプのハイターの場合は、カビの部分に直接スプレーをしてから30分程度放置し、すすいでから洗濯します。
※酵素系漂白剤と同様、最初に目立たない部分につけてみて色落ちしないか確認をしてからやってください。塩素系漂白剤が使えないカーテンにはできません。
◆カビキラーを使って落とす方法
お風呂場でカビキラーなどのお風呂用カビ取り剤をカーテンのカビ部分にスプレーします。5分程度放置すれば大抵きれいになりますが、部分的にカビが残ってしまった場合には、もう一回スプレーしていらない歯ブラシで軽くこすりましょう。
カビがきれいになったら洗い流し、たたんで洗濯ネットに入れて洗濯をします。
※カビキラーを使うと色が抜けてしまうので、色柄物のカーテンにはできません。色柄物ではなくても、洗濯不可のカーテンにもできません。
◆カビをタオルにうつす方法
まずは、カーテンが閉めっている場合は陰干しするかドライヤーを使って十分に乾燥させます。
次に、カビの生えている部分にタオルをあて、裏から洗濯用洗剤液をつけたブラシでトントン叩きます。このとき、こすらないように気を付けましょう。
トントンと叩くとカビがタオルにうつりますので、この作業を繰り返してカビを取って行きます。
カビがタオルにうつったら、洗濯のできるカーテンであれば洗濯してしまいましょう。
洗濯ができない場合は水で絞ったタオルでカーテンについている洗剤をふき取り、乾いたタオルで余分な水分を拭きとります。
カビキラーや塩素系漂白剤は酸性タイプの洗剤と混ぜると有毒ガスが発生することがありますので、気を付けてください。また、使用する場合は手袋やメガネなどを使用し、換気をしっかりするようにしましょう。
色物のカーテンのカビはどうやって落とす?
色物や柄物のカーテンがカビてしまった場合、カビキラーや塩素系漂白剤は色が抜けてしまうので使えません。
上記の「カビをタオルにうつす方法」でしたら色柄物のカーテンでもできますので、いらない歯ブラシでトントン叩いてカビをタオルにうつして落としましょう。
カーテンのカビを予防する方法は?
カーテンがカビてしまうと落とすのは大変ですし、場合によっては黒いシミが残ってしまうこともあります。
日ごろからカビができないように予防するのが一番ですので、とにかくカーテンが湿らないようにしましょう。
カーテンの近くには物を置かないようにして、空気の通りを良くしておくと良いです。
冬場は窓に結露ができやすいので、結露ができたら窓を拭いて水滴を取り除き、天気が良い日には窓を開けて空気の入れ替えを行って乾燥させます。
梅雨の時期も湿気でカーテンが湿りやすいので、室内を除湿したり、天気の良い時には窓を開けて空気の入れ替えをして乾燥させるようにしましょう。
まとめ
カーテンのカビは予防が一番です。もしカビが生えてもすぐなら落としやすいので、普段からこまめにカーテンをチェックしておくと良いですよ。
また、カーテンを購入する際には汚れたりカビたりしたときのことを考えて、洗濯できるカーテンを選んでおくと安心です。
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