秋から冬にかけて流行することが多く、子供がかかることが多い病気にマイコプラズマ肺炎があります。
マイコプラズマ肺炎に妊婦が感染した場合の症状や治療、胎児への影響はあるのか、また自然治癒はするのかについてご紹介します。
マイコプラズマ肺炎に妊婦がかかったときの治療は?
マイコプラズマ肺炎は「Mycoplasma pneumoniae」という名前の微生物が気管や喉などの気道に感染しすることで起こります。
原因となる微生物は特に肺で増殖するので、肺炎を起こしやすいんです。
感染経路は「飛沫感染」や「接触感染」で、潜伏期間は約2~3週間、長い場合は4週間くらいとされています。
マイコプラズマ肺炎の症状は、
・のどの痛み
・鼻水や鼻詰まり
・37℃から39℃以上の発熱
・咳(解熱しても1ヶ月近く続くことがある)
・呼吸がしにくい呼吸困難
などがあります。
喘息がある場合は喘息の悪化や喘鳴(ゼイゼイ・ゴロゴロ・ヒューヒューといった呼吸)といった症状もでます。
私も以前マイコプラズマ肺炎になったことがありますが、とにかく咳が辛い病気でした。
風邪の時の席とは違い、一度咳が出るとしばらく続くため、息が苦しくなったり、酷い時は夜中も目が覚めて眠れませんでした。
妊娠中の方がマイコプラズマ肺炎に感染した場合、一番心配なのは胎児への影響だと思いますが、マイコプラズマ肺炎が直接胎児に影響をもたらすことはありません。
ただ、直接的な影響はなくても高熱や食欲不振による胎児への影響は心配ですので、マイコプラズマ肺炎かなと思ったらすぐに病院を受診するようにしてください。
産婦人科でも内科でも大丈夫ですが、産婦人科を受診する場合は事前に電話で連絡し、周りの妊婦さんたちにうつさないようにマスクなどをしっかりしていきましょう。
内科を受診する場合は必ず妊娠中であることを医師に伝えてください。
【マイコプラズマ肺炎の治療】
マイコプラズマ肺炎の治療は、抗生物質を服用しての治療が多いく行われています。
処方される薬はマクロライド系抗生剤(エリスロシン・クラリシッド・クラリス・ジスロマック・リカマイシン・ミオカマイシン・ジョサマイシンなど)が多いです。
妊娠中の方に抗生物質が処方される場合は、副作用やが少なく妊婦さんにも安全な弱い抗生物質が処方されます。
ただ、妊娠のどの時期かや、症状や状態などによっては、自然治癒を待つこともあります。
マイコプラズマ肺炎に妊婦がなっても自然治癒する?
マイコプラズマ肺炎は咳止めなどを服用しながら自然治癒するのを待つこともあります。
妊娠中だと抗生物質は避けて自然治癒を選ぶお医者さんもいるようです。
この場合、治癒までに時間がかかりますので、完治するまでに1か月近くかかることもあるようです。
抗生物質を服用した方が治るのは早いのですが、副作用などが心配な場合はお医者さんに相談して治療を進めていきましょう。
まとめ
マイコプラズマ肺炎に感染しないためにも、日ごろから手洗いやうがいを習慣にし、栄養をしっかりとって免疫力が低下しないように気を付けましょう。
マイコプラズマ肺炎は一度なったらもうかからないという病気ではありませんので、普段から予防をするようにしてくださいね。
コメント