「飲む点滴」と言われるくらい栄養豊富な甘酒。
でも、妊娠中はアルコールを控えた方が良いので、甘酒も飲めないのではと不安になりますよね。
妊婦さんは甘酒を飲んでも良いのか、飲むならどのような甘酒が良いのか、甘酒にはどんな効果があるのかについてご紹介します。
甘酒は妊婦が飲んでも大丈夫?
妊娠中は食べものや飲み物もいろいろと制限されてしまいますので、甘酒も飲んで大丈夫なのか心配になりますよね。
名前に「酒」という字が入っているから、妊婦は飲んではいけないと思っている方も多いかもしれません。
でも、妊婦さんが甘酒を飲んでも大丈夫なんです。
甘酒にもいろいろ種類があり、酒粕をベースに作られた甘酒と米麹をベースに作られた甘酒があります。
酒粕をベースに作られた甘酒にはアルコールが残っているものもありますが、米麹から作られた甘酒にはアルコールは一切ありません。
妊娠中に飲むのであれば、米麹から作られた甘酒を選びましょう。
また、甘酒には砂糖などの甘味料が含まれているものもあります。
砂糖が含まれていると高カロリーになってしまいますので、できれば砂糖が使われていない方が良いでしょう。
妊娠中は体重が増えないように気を付けないといけませんから、高カロリーのものは避けた方が安心です。
お店で甘酒を購入する際には、パッケージで米麹から作られているか、砂糖などの甘味料は使われているかを確認してみてください。
通販でもいろいろな甘酒が購入できます。
例えば、こちらの甘酒は米と米麹だけで作られており、砂糖などの糖類は使われていません。
ノンアルコールでお米由来の甘味が美味しいと、妊婦さんにも喜ばれています。お子さんと一緒に飲んでいる方もいらっしゃいますよ。
甘酒にはどんな効果があるの?
米麹から作られた甘酒には、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6)、アミノ酸、パントテン酸、ビオチン、イノシトールなどの栄養素が含まれています。
他にも、オリゴ糖や食物繊維が豊富に含まれています。
甘酒の効果としては、
・便秘解消(改善)
・美肌効果
・疲労回復
・免疫力の向上
などがあります。
妊娠中は多くの妊婦さんが便秘に悩まされます。
甘酒に含まれるオリゴ糖は腸内にいる善玉菌の餌になりますので、お腹の調子を整えてくれます。
豊富に含まれる食物繊維も便秘の改善に効果的です。
便秘が改善して腸内環境が整うと免疫力のアップにもつながりますし、お肌にも良いです。
また、妊娠中はホルモンの影響でシミができやすくなりますが、麹に含まれるコウジ酸はシミの原因になるメラニン色素の生成を抑制してくれます。
パントテン酸やビオチンはお肌のハリに、必須アミノ酸は乾燥肌対策となってお肌の潤いに効果的ですので、肌がデリケートになって肌荒れしがちな妊娠中には嬉しい効果ですね。
どんな飲み方がいいの?
甘酒は温めても冷やしても美味しく飲めます。
妊娠中は体を冷やさない方が良いので、温めて飲むのはいかがでしょうか。
温かい飲み物は体を温める効果があり、体内の熱を発生させるために消費するエネルギーを抑えることで他の働きにエネルギーを消費できるようになり、甘酒の栄養素も効果的に吸収されるようになります。
冷え性の方は甘酒に生姜を入れて温めて飲むと、より体が温まって良いですよ。
飲む時間帯はいつでも大丈夫ですが、カロリーを気にされるのなら夜よりも朝飲んだ方が一日の活動でカロリーが消費されますので良いと思います。
甘いものが欲しいときに、お菓子の代わりに甘酒を飲むのも良いですね。
まとめ
甘酒は体に良い飲み物ですが、飲み過ぎは禁物です。
一日に飲む量の目安は約200mlです。少量を数回に分けてゆっくりと噛むように飲むのが効果的です。
栄養があるからといって飲み過ぎるとカロリーを取り過ぎてしまいますので気を付けてください。
甘酒を美味しく飲んで、妊娠生活を元気に過ごしてくださいね。
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