入院や病気療養中にお見舞いをいただいた場合はお返しをしますが、回復せずに亡くなってしまった場合のお返しはどうすれば良いのでしょうか?
亡くなってしまった場合のお見舞いのお返しはいつどのようにすれば良いのかについてご紹介します。
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亡くなった場合のお見舞いのお返しはどうすればいい?
家族が退院中、もしくは自宅療養中に亡くなった場合、それまでにいただいたお見舞いへのお返しはどうすれば良いのか悩みますよね。
「快気祝い」をお返しするわけにはいきませんし、かといってそのままもらいっぱなしというのも気が引けます。
一般的には、生前お見舞いをいただいた場合は感謝の気持ちを込めて「御見舞御礼」として弔事包装でお返しします。
◆お返しをする時期と金額の相場
お返しをする時期は基本的には四十九日の法要後です。
お見舞いをくださるような間柄の方でしたら、お香典もいただくことが多いと思います。
お返しはお香典返しと一緒に四十九日の法要後に贈ります。
また、お返しの金額は、お見舞いの3分の1から半額程度が相場です。
◆お返しには何を贈る?
食べものや洗剤などの「後に残らない消耗品」が最適です。
お菓子やお茶、コーヒー、石鹸、洗剤などを選ぶ方が多いです。タオルも日常的に使う物ですし、後に残らないものですから良いですね。
亡くなった場合のお返しの贈り方
お返しの贈り方については、お香典をいただいていたかどうかによっても違います。
◆お香典をいただいていない場合
お香典をいただくことを辞退していたり、亡くなったことを知らせていない場合もあるかと思います。
お香典をいただいていない方には、「御見舞御礼」を四十九日の法要が過ぎてから贈ります。
◆お香典をいただいている場合
お香典をいただいた方へのお返しの仕方は二通りあります。
・御見舞御礼を別に贈る
お香典返しと御見舞御礼の品物を両方用意し、四十九日の法要が過ぎてから贈ります。
品物はそれぞれの「のし紙」の弔事包装で用意をし、2品を同時に配送します。
意味合いを分けることができるので、最近ではこちらのやり方が一般的です。
・お香典返しに上乗せして贈る
御見舞のお返し分を上乗せした金額でお香典返しを用意して贈ります。
例えば、御見舞を1万円、お香典を1万円いただいた方への場合は、それぞれの半額を足して1万円の品をお香典返しとして用意します。
この場合、御礼状は御礼状は「忌明け挨拶状」と「お見舞礼状」の2種類を付けた方が相手にもお見舞いの御礼が含まれていることが伝わりやすく、丁寧です。
御礼状を2種類付けない場合でも、「御見舞もいただいて誠にありがとうございました」などといった感じに一言付け加えると、相手も御見舞のお礼も含まれていることがわかりやすいので親切です。
亡くなった場合のお返しののしは?
のしは白黒結びきりを使います。
(西日本では黄白の結びきりを使う地域もあります)
表書きはお香典返しの場合は「志」、御見舞御礼の場合は「御見舞御礼」と書きます。
まとめ
生前いただいたお見舞いのお返しは、亡くなった場合は必要ないという地域もあるようです。
ただ、お返しをするのが一般的ですので、迷ったらお返しをしておいた方が無難ではと思います。
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