よく「喪中の時は初詣に行ってはいけない」という話を聞きますが、受験を控えていると初詣に行って合格祈願がしたいですよね。
こちらでは、喪中の時でも初詣に行きたい場合や、喪中でも合格祈願をしたい場合はどうすればよいのかについてご紹介します。
喪中の時は初詣には行けない?
受験前のお正月には初詣に行って熱心にお参りをしたり、合格祈願をする方は多いかと思います。
私も、高校や大学を受験する前には初詣に行っていつもよりも熱心にお参りをしました。
でも、受験生の方の中には身内の方やご家族に不幸があって、お参りができないとお困りの方もいるのではないでしょうか。
「喪中の時は初詣は控えた方が良い」と世間ではよく言われていますが、そんなことはないんです。
神社は死を「不浄なものであり穢れ(けがれ)」として忌み嫌いますが、お寺は死を穢れとは考えていません。
お寺なら喪中の時に初詣に行っても大丈夫なんです。
お寺に初詣に行くの?
と思われるかもしれませんが、初詣に多くの人が訪れることで有名な「川崎大師(神奈川県)」や「成田山新勝寺(千葉県)」、「浅草寺(東京都)」などはお寺です。
お寺に初詣に行っても、何もおかしくないんです。
喪中の時の初詣は、お寺に行ってみてはいかがでしょうか。
【神社に初詣に行きたい場合】
神社で「穢れ」とされている期間は忌中の50日間だけです。
一般的に忌中の50日間を過ぎれば神社にお参りしても大丈夫とされています。
ただ、神社の場合は地域に根付いた信仰があるため、忌中の50日間を過ぎても死の穢れはまだ続いていると考え、神事祭礼への参加を禁止しているところもあります。
どうしても神社に初詣に行きたい場合には、一度お参りする予定の神社に確認をしてみると良いと思います。
喪中の時に合格祈願をしたい場合はどうする?
合格祈願は神社でするものと思われがちですが、初詣と同じく、合格祈願もお寺ですることができます。
お寺に初詣に行き、合格祈願をしてもらってはいかがでしょうか。
神社で合格祈願を受けたい場合は、一般的には忌中の50日間を過ぎていれば受けられます。
ただ、初詣と同じく神社によっては忌中の期間を過ぎても喪中の間は「死の穢れ」が続いていると考えられているところもありますので気を付けてください。
直接合格祈願に行けない場合は、代理の方に参拝をしてもらうという
手もあります。
また、神社によっては郵送での御祈祷を受け付けているところもあります。
例えば、学問の神様として有名な湯島天神では、忌中で合格祈願を受けられない方には郵送での御祈祷をしてくれています。
有名な神社だとホームページがあるところが多いので、ホームページで確認したり、問い合わせをしてみると良いですよ。
まとめ
喪中でもお寺でしたら初詣も合格祈願もすることができます。
神社の場合は忌中を明けてからになりますが、場合によっては忌中を明けていてもできないことがありますので、行く前に確認することをお勧めします。
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